Amazon.comから通信料無料の電子書籍リーダー『Kindle』発売
- 2007/11/20(火) 15:44:29
盛り上がりそうで盛り上がらないと言われている電子書籍リーダーによる電子書籍ですが、この業界に書籍販売大手のAmazon.comが殴り込みを掛けてきました。
販売を行なうのは電子書籍だけでなく、電子書籍リーダー「Kindle」も399ドルで提供され、総合的な販売を行なっていくようです。
米Amazon.comは米国時間11月19日に,携帯型書籍リーダー「Amazon Kindle」の発売を開始した。価格は399ドルで,同社のECサイト内の「Kindle Store」から購入可能。
Amazon Kindleは無線接続機能を備えており,パソコンを介さずに,直接オンラインの書籍やブログ,新聞,雑誌をダウンロードして,いつでも読むことができる。米E Ink製の高解像度の電子ペーパーを用いたディスプレイを搭載し,「明るい太陽光のもとでも実際の印刷物のように読みやすい」(同社)。
(以下略)
Amazon.com,無線機能付き携帯型書籍リーダー「Amazon Kindle」を発売:ITpro
また、このKindleの特徴は通信機能を備え、しかも無料で随時通信が出来るという目玉があります。
Kindleには携帯電話によるデータ転送機能が内蔵されており、「Amazon Whispernet」という無線システムによって、米国内の携帯電話と同じEVDOネットワークを使って電子書籍を購入できる。この携帯電話機能のおかげでKindleはPCとシンクロさせる必要がなく、Wi-Fi内蔵機器のように無線LANスポットを探す必要もない。携帯電話がつながる米国主要都市部であれば、ビルの中や電車の中など、どこであれ電子書籍を購入できる。
そして携帯電話機能を使用するにもかかわらず、ユーザーは携帯電話会社に毎月の料金を支払う必要がない。「AmazonがKindleに必要な無線接続料金を支払う」と説明しており、ユーザーが携帯電話会社との契約のためにデータプランやサービスプランに迷う必要がない。
(一部抜粋)
米Amazon.com、携帯電話内蔵の電子ブックリーダー「Kindle」を発売 - ITmedia
この様に通信においては破格で、しかも薄くて軽いということからかなり大きな期待を抱くことが出来る電子書籍リーダーですが、普及のネックとなるのは「色」でしょう。
このKindleにおいては表示できるのはグレーの4色となりますが、それしか色彩が用意されてないとなるとかなりの書籍に表現が制限されることが推察されます。
何故なら、本と言っても、文字だけで構成されている訳ではないからです。
皆さんの周りの本を眺めてみて下さい。小説、実用書、漫画、ムック、どれであろうとも、豊かな色彩や濃淡溢れるデザインが大なり小なり載せられているはずです。それを表現しきれないとなると、さすがに全部の書籍を、この電子ブックで読むという所までは行かないでしょう。
しかし、確かにAmazonの「向こう側」のサーバーに蓄えられた文字主体の書籍から、無限に近い情報を手元に引っ張ってこれるというシステムは魅力的です。
第一段階としてこの電子書籍が流行し、その後カラー電子ペーパーの開発とともに、書籍が全て電子書籍に移り変わりという未来も、もしかするとあり得るかもしれません。
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