新しいスパム「PDFスパム」、急増
- 2007/08/11(土) 14:20:29
全メールの八割を占めるなどと言われるスパムですが、その被害の大きさに従って、フィルタリング技術もそれなりに上がってきています。
特に、言語解析の技術も上がることによって、その精度も「それなり」と言ってい良いくらいのところまでは来ています。
しかし、いたちごっことはよく言ったもので、言語解析に対応した新しいスパム「PDFスパム」が急増中という話です。
セキュリティベンダーの英ソフォスは2007年8月8日、株価操作を目的とした「PDFスパム」が急増していることを明らかにした。同社の観測では、同日中だけで30%増加したという。また、PDFスパムによって、特定企業の株価が一時的に上昇したことも確認している。
PDFスパムとは、伝えたい内容をメールの本文には書かず、それらを記述したPDFファイルを添付する迷惑メール(スパム)のこと。多くの場合、本文は空白。これにより、本文から迷惑メールかどうかを判断する迷惑メールフィルター(迷惑メール対策ソフト)を回避しようとする。
(中略)
PDFスパムのほとんどは、株価の操作を目的としている。特定企業の好業績などを伝える偽情報を不特定多数のユーザーに送信して、その株価を上げようとする。実際に株価が上がると、迷惑メール送信者は、安いときに購入しておいた株を売り抜けて利益を得る。
(以下略)
株価操作の「PDFスパム」が急増中、偽情報で実際に株価が上昇(ITpro)
何が恐ろしいかというと、既に実績が出ているということです。同記事では、pdfスパムで広告宣伝の対象となった株の値段が倍以上になっているという話が出ています。
つまり、1千万つぎ込んだら2千万に帰ってくるということになります。身元追跡さえかわせれば、これほど美味しい話はないでしょう。
それで、このスパムにこれから対応されるかというと、ちょっと判りません。
pdfの文章をスキャンするのは簡単ですが、画像表示だったりするとかなり面倒です。
それに、そもそも添付ファイルの文章でフィルタリングをするとなると、今まで以上にフィルタリングのデメリットが表に出そうです。
それに、pdfが対応されたとしても、別の形式で新しいものが出てくる可能性は十二分にあります。まさに、いたちごっこです。
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